
南金沢小学校は赤石川へ、中村小学校は中村川へ、
各校共に20万匹のシロザケの稚魚を放流しました。
子供たちは、バケツに入った体長約6センチの稚魚を一斉に放流。
「元気でね~!」「頑張って大きくなるんだよ」
「行けっ!○○(自分の名前)1号!!」
子供たちは思い思いに稚魚に元気に声をかけていました。

今年は例年より川の水量が多く、
稚魚は勢いの良い水流に流されながらも元気に泳いでいきました。
中には川岸へと戻って来てしまう稚魚もいて、
「ちゃんと泳いで行って~」と、手ですくって水流へと流してやる子どもたち。
子供たちによって放流されたサケは、
各川から日本海へ出ると、津軽海峡、太平洋へ。
更に北上し、遠くアラスカ付近まで回遊するものもいるとか。

そして海で大きくなったサケは、約4年ほどで自分が巣立ったこの川へと戻ってくるのです。
しかし、全てのサケが戻って来るわけではありません。
外には敵がたくさんいます。
鳥や大きな魚に食べられてしまい、 戻って来るのは全体で1%にも満たないそうです。
「4年後、ちゃんと戻って来るんだよ~!」 「待ってるからねー!」
最後に代表児童は、
「貴重な体験をさせていただき、ありがとうござ いました。
4年後、元気に帰ってくるのが楽しみです。」
と、関係者にお礼を述べました。